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07：インド・ラダック連邦直轄領

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031_DSC00916H毎日飲んでいた「マサラチャイ」

「チャイ（chai）」とは、１９世紀にインドで生まれたブラックティーとミルクが
ベースの煮出し式ミルクティーのこと。
紅茶の茶葉をミルクで煮出して作ることでコクがあり、砂糖を加えるため甘味が強くなる。

また、スパイスで香りつけしたものが「マサラチャイ」。
紅茶を水から煮出し、
ミルクとたっぷりの砂糖を加えるのが本場のチャイの特徴。

当時のインドでは紅茶の栽培をしていたものの、イギリスの植民地として
支配されていたため、良質な茶葉はイギリスに提供されていました。
インドに残るのは質が良いとはいえない茶葉で、
そのままでは苦すぎて飲めなかったそうです。
そこで、飲みやすくするために考えられたのが、
砂糖とミルクを大量に加えたチャイでした。

※チマサラャイに使うスパイス

マサラチャイに使う材料であるスパイス（香辛料）は、
シナモン、カルダモン、クローブ、ブラックペッパー、ジンジャーなどさまざま。


032_DSC00957HTレーから９７ｋｍのラマユルへ行く途中、Khaltsi（ハルツィ）にある
「Police Check Post Khaltsi（ポリス・チェック・ポスト・ハルツィ）」

【入域許可証（パーミット）：Inner Line Permit（インナー・ライン・パーミット）（ILP）】のポリス・チェック・ポスト

パスポートと入域許可証（パーミット）を提出してチェックを受けてなければ、
ここから先へは行く事ができない。

ラダック地方のあるインド最北の州ジャム・カシミール州
（現・ラダック連邦直轄領州）はインドがパキスタン・中国と領土紛争を
繰り広げてきた紛争地域であるので、ラダック地方のパキスタン・中国との
国境付近を観光する際には
ILP(Inner Line Permit)と呼ばれる入域許可証を取得する必要がある。

パーミットは個人での申請は不可でレーの旅行代理店経由での申請になる。
入域許可証：Inner Line Permit（ILP）：インナーラインパーミットを取得する条件に【申請には二人以上必要】という規定があり、
パーミットの申請は２名以上のパスポートがないとできないので、
一人旅の場合は他の申請者を待たなければならない。


033_DSC00964HTポリス・チェック・ポストでパスポートと入域許可証（パーミット）を提出して
チェックを受けて、ゲートを超えた「Lamayuru（ラマユル）側」


034_DSC00987HLamayuru（ラマユル）の「月世界」「月の谷」と呼ばれる、
月面のような地層が広がる異様な風景だ。

ラマユルは、ラダックの中心地レーから西に約１３０ｋｍの標高約３,５００ｍの地。
月面世界を想起させる、その名も「月世界」という険しく荒涼とした
奇岩地帯の風景が広がる地域。
険しく切れ込む谷に突如現れる薄黄色い生クリームを流し込んだような
不思議な景観。

数万年前、この地には大きな湖がありました。
地質調査を行ったところ、月の世界を思わせるこれらの地層は
湖の底に積もった堆積物による地層であることが判明しています。


035_DSC00991HLamayuru（ラマユル）の「月世界」「月の谷」と呼ばれる、
月面のような地層が広がる異様な風景。



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